ペロポネソス戦争

ギリシアのアテネ陣営とスパルタ陣営との間に戦われた戦争。

前5世紀初めのペルシア戦争の過程で前478/477年に成立した第一次アテネ海上同盟(いわゆるデロス同盟)は、前6世紀後半以降スパルタを盟主として成立していたペロポネソスPeloponnesos同盟に対抗するアテネの「力の政策」の所産であった。

このような二大陣営の出現は、従来のギリシア国際政治の環境に重大な変化をもたらし、陣営外にある弱小国の局地的問題を国際紛争にまで増幅させる要因を当初からはらんでいた。

前 5世紀なかばにおける両陣営のこのような形の対立は、前446年の「30年和約」によって、本格的な正面衝突を回避することができたが、前433年にアテネがコルキラ支援の海軍を派遣し、その翌年にはポテイダイアに出兵してペロポネソス同盟の有力メンバーであるコリントの激しい反発を誘ったことが導火線となって、ペロポネソス同盟は前431年アテネとの開戦に大きく傾いた。

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